共同研究班の研究成果を公表するために,1957年度創刊以来1993年度まで,概ね年1冊発行した。なお,第45号をもって廃刊し,1994年度からは,既存の「外国学研究」と一本化し発行している。 以下に,これまでの発行状況を掲載する。

発行年月号数タイトル研究班及び執筆者
1982年3月 第34号 Fritz Voigt「ハントヴェルク論」 商経研究班
助教授近藤義晴
1983年3月 第35号 日本における黒人文献資料 黒人研究班
1985年3月 第36号 ナミビアの地位
-南西アフリカ人民機構?情報宣伝部『民族の形成のために:ナミビア解放闘争』を中心に-
国際関係研究班
教授家正治
1986年3月 第37号 ルキウス?アンナエウス?セネカ「アガメムノン」 助教授大西英文
1987年3月 第38号 アンドレス?ベリョスペイン語の動詞における時制機能の分析 助教授西川喬
1988年3月 第39号 国際環境と事例研究 米国反トラスト法の域外適用をめぐる諸問題の回顧
-とくに米国の競争政策をつく-
国際関係研究班
教授小原三佑嘉
ニュー?カレドニア問題
-非自治地域リストへの再登録について-
国際関係研究班
教授家正治
マイヨット問題と「人民」自決権 国際関係研究班
桐山孝信
1989年3月 第40号 財政赤字が利子率に及ぼす影響 -アメリカにおける実証研究- 教授安居洋
1990年3月 第41号 変動為替相場制度論の再検討:類型と系譜 助教授山上宏人
1991年3月 第42号 国際社会の変動と事例研究 アジア地域における国際物流の新展開
-北京国際物流会議への提言-
国際関係研究班
教授小原三佑嘉
G?クリントウォース著『ベトナムのカンボジア干渉と国際法』
と人道的干渉の要件
国際関係研究班
教授家正治
国連における民衆参加「権」の研究 国際関係研究班
桐山孝信
1992年3月 第43号 「アメリカ発見」500周年とアメリカ先住民族運動 ラテンアメリカ研究班
1993年2月 第44号 「El habla de la Ciudad de Madrid」の動詞句コンコーダンス
(acabar--permitirse)
現代スペイン語の動詞研究班
助教授宮本正美
1994年3月 第45号 話しことばの認識と生成 談話におけるSpoken Englishの韻律的特徴 「音声言語」研究班
教授高原脩
韻律と話しことばの認識のメカニズム 「音声言語」研究班
教授河野守夫
神経心理学と失語症 「音声言語」研究班
柏木敏宏
純粋語唖患者のTiming Control -Speakingの単位を求めて- 「音声言語」研究班
教授河野守夫
松原潤子
樋口加津子
柏木敏宏
情報科学から見た音声の生成と認識 「音声言語」研究班
柳田益造
語学教育への応用 -効果的なリスニング指導を求めて- 「音声言語」研究班
助教授村田純一

第45号で廃刊,以後「外国学研究」に改題