昨今の就職活動について(保護者の皆様に知って頂きたいこと)
1. 就職活動スケジュール
? 学生の就職活動は3年生に進級してすぐに始まります。
? 3年生の5月から学内で就職ガイダンスを開始し、6月には就活ナビのプレエントリーを開始します。
? (6月は主にインターンシップ情報が配信されます)
? 2016年度からは経団連指針の見直しで、3年生の3月から説明会開始、6月選考開始となりました。2020年にこの経団連の日程が撤廃されましたが、それ以降の学生の就職活動についても、企業?大学双方から採用?就職活動について何らかの指標が必要とのことで、文科省ガイドラインとしてこの方針が維持されることになりました。
? 2020年度以降の採用活動についてはコロナ禍で変更になっています。
?(昨今の就職活動のながれ)
2. 就職活動で必要なポイント
① エントリーシート(ES)
一般的なものから企業が別途要求するフォームもあり、書類選考と面接の元資料にもなる資料です。特に、学生時代の経験や、企業への志望理由などはしっかりと考えて、記載することが重要です。キャリアサポートセンターではエントリーシートの作成についても学生に個別指導しております。
② SPI試験等筆記試験
数字的な計算から言語の問題まで広範囲にわたった問題が出ます。早めの取り組みが必要です。 ?
③ 面接
集団面接、個人面接、グループディスカッションがあります。コロナ禍以降、オンラインで実施される企業も増えています。
3. 求人情報
就職情報会社(たとえば、マイナビ、リクルート、キャリタス、ワンキャリア、学情等の企業)が 各社Webサイトを持ち、登録すれば求人情報?企業説明会日程?各種就職情報が配信されます。 就職情報会社の中で、大手は1万社前後の求人企業を保有しており、昨今は企業説明会や採用選考の申込も同社の支援Webサイト(ナビ)を通じて行うことが一般的となっています。ナビサイトとは別に、大学に送られて来る求人情報は毎年1,000社を超え、全て閲覧できる状態にしています。
4.企業説明会
コロナ禍以降、オンラインでの企業説明会が主流になっています。出向く時間が短縮できるため、学生はより多くの説明会に参加が可能となりました。反面、オンラインではその企業の雰囲気、空気感が把握しにくいと言われています。本学においても、2023年度の学内合同企業説明会は従来の対面とオンラインを併用する形で実施しました。今年度も企業側の意向を踏まえて併用で開催する予定です。
5.企業の求める学生とは
昨今「人間力」あるいは「社会人基礎力」という言葉が良く聞かれます。いずれも最近の若い世代に欠けている力を示しています。 企業の求める学生(人材)も表現こそ違うように見えますが、各社まさにこの部分を備えている学生を求めているのです。 経済産業省では「社会人基礎力」、文部科学省と厚生労働省では「人間力」の言葉を使っています。
『社会人基礎力』とは、
1.前に踏み出す力(アクション) ? *一歩前に踏み出し、失敗をしても粘り強く取り組む力。?
2.考え抜く力(シンキング) ? ? ? ? *疑問を持ち、考え抜く力。
3.チームで働く力(チームワーク) *多様な人とも、 目標に向けて協力する力。 ?
以上簡単に説明しましたが、この3つの能力が今求められています。
就職活動では、この3つの能力を個々の学生が学生生活を通して如何に身につけたかが問われます。