2024年12月 6日
【休学留学】語学学校(アメリカ)留学レポート
英米学科4年生
留学先?期間
2023年4月から2024年4月までの1年間休学し、約10か月間の語学留学をしました。
留学先はアメリカ合衆国で、3都市(カリフォルニア州サンタバーバラ?ロサンゼルス、ワシントン州シアトル)の語学学校に通い、ロサンゼルスではボランティアインターンシップも経験しました。また、学校卒業後は、以前の留学でお世話になったホストファミリーのもとに滞在し、現地の生活を楽しみました。
休学留学のきっかけ
大学のうちに、長期の海外生活を経験したいと思っていたのが休学を決めた大きな理由でした。
また、休学をするほうが、自分の行きたい場所に行きたい期間だけ留学でき、旅行なども自由に楽しめると考えていました。
行先にカリフォルニアを選んだのも、母が高校時代に留学をしていた場所に自分も行ってみたいと思ったからでした。さらに、これまでの大学生活では授業や部活動で忙しく、自分を見つめ直す機会があまりなかったので、自分自身に向き合う期間としてもこの休学留学を利用しました。
▲母が留学していた場所を訪れた際の様子
留学中に取り組んだこと
3月 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタバーバラへ
約5か月間語学学校に通う
大学3年生終了後の3月にサンタバーバラに行きました。サンタバーバラを選んだのは、日本人が少ない環境で英語を学べるということと、田舎で治安が良く海がきれいなことでした。
▲語学学校のキャンパス
実際に留学した語学学校は、私が行った時には日本人の方は数名しかおらず、英語を学ぶには最適な環境でした。生徒数も少なかったため、先生たちが親身に教えてくださり、自由参加の授業に毎日のように参加して苦手分野の克服に努めることができました。
▲語学学校で知り合った友人たちと
ラスベガスやサンフランシスコへ旅行
8月 カリフォルニア州ロサンゼルスへ
約3か月間語学学校に通いながら、ボランティアインターンシップ(無給インターンシップ)をする
そのあとはロサンゼルスの語学学校へ転校しました。当初は、語学学校に通う約9か月間すべてをサンタバーバラで過ごす予定でした。しかし、語学学校の授業で一番上のクラスにまで到達して別のことにも挑戦してみたくなったこと、サンタバーバラではボランティアなどの機会も少ないことから、ロサンゼルスに移動して勉強を続けることにし、自分で見つけたロサンゼルスでのボランティアインターンシップにも申し込みをしました。
ロサンゼルスでは、語学学校に通いながら、週2回程度、ボランティアインターンシップに挑戦しました。社員の方と一緒に、留学を考えている日本人学生向けのSNSコンテンツの作成、ポッドキャスト動画の作成、ロサンゼルスに滞在している日本人学生を集めたイベントの開催などに携わりました。
▲ボランティアインターンシップの様子
ロサンゼルスでの生活では、たくさんの日本人の方と関わることができ、それぞれがどのような理由で留学を決め、今はどんなことを考えていて何を頑張っているのか、など、多くのことを共有しあうことができました。英語を学びに来ているのだから極力日本語を話したくない、日本人とは関わらないでいようと思うのではなく、このように視野を広く持ち日本人の方から多くを学ぶことができたのは、サンタバーバラである程度自信が持てるくらいに英語を学ぶことができたからだと思います。
▲Hollywood Sign
11月 アメリカ合衆国ワシントン州シアトルへ
約1か月間語学学校に通う
シアトルでは、最後の1か月間で新しい都市を堪能することをモットーに楽しく過ごしました。
高校時代にお世話になったホストブラザーがワシントン大学にいたので、6年ぶりの再会を果たしたり、神戸市外大の会話の授業で知りあったワシントン大学で日本語を学んでいる方にも実際に会い、仲を深めることができました。
カリフォルニアから移動し、シアトルで生活をしたことで、新たに出会った方達からも刺激をもらいました。
▲ワシントン大学に通う友人
12月 ハワイ州ホノルルへ旅行、約1週間、以前お世話になったホストファミリーのお家に滞在。
その後、日本から来た幼馴染とニューヨーク旅行(3泊4日)&サウスバーリントンへ移動
語学学校終了後、1人でハワイに行きました。高校時代の留学でお世話になったホストファミリーと再会でき、ホノルルマラソンの10キロウォークに参加したり、ダイヤモンドヘッドハイキングに行ったり、カフェで課題をしてみたり、1人だからこそ自分のしたいことを自由に満喫できました。
そのあと、ハワイで日本から来た幼馴染と合流し、一緒にニューヨーク旅行へ行きました。念願だった自由の女神、ロックフェラータワーのクリスマスツリーなどを見ることができて大満足でした。
ニューヨークからはまた1人で、電車に乗ってサウスバーリントンへ向かいました。サウスバーリントンでも以前お世話になったホストファミリーに再会し、クリスマスと年越し、お正月を一緒に過ごさせてもらいました。アメリカのクリスマスや年越し、お正月を経験するのは初めてで、新しい経験になりました。
▲年越しの様子
1月 帰国
休学して良かったこと
1年間休学して、たっぷりと時間をつかって留学できたことで、本当に多くの経験をすることができたと感じています。その期間に関わった方々から新しい視点を学ぶことができ、自分の将来や就職について考えることができました。
また、休学制度を利用したことにより、やりたいことを存分にできる留学になりました。留学期間に関しても自由に選択することができ、私は就職活動に乗り遅れないギリギリの1月に帰国することを選べました。
全体を通して、休学をしやりたかったことを経験できたからこそ、自分自身を知ることができ、それを元に後悔なく就職活動も終えることができたと感じています。
▲Old Spanish Days(Fiesta Santa Barbara)の様子
休学期間を経て学んだこと
英語力が伸びただけでなく、何事にも挑戦する力と決断力が付いたと思います。留学中につらい経験もしましたが、その中で家族や友人たちに相談して最終的には自分でどうしたいかを決めて納得のいく留学にすることができました。
また、今回の留学でたくさんの方のお話を聞くことができ、日本にいるだけでは発見できなかった新たな視野を持つことができるようになったと思います。特に、就職や将来について、社会人経験をしてから留学に来たという方々にたくさん会うことができ、「何歳からでも挑戦できる」ことを身をもって知ることができました。
▲アメリカで出会った友人たち
受験生にメッセージ
受験生のみなさん、受験勉強は大変ですよね。
自分の行きたい大学へ行けることがもちろんベストなのかもしれませんが、もしそうでない結果になっても、結局は自分の努力次第、今いる環境で自分がどう行動するかで道は拓けると私は思っています。
気負わずに、安心して受験勉強に取り組んでくださいね。私はその気持ちで、大学受験にとって重要とされている、受験前の夏休みに学校のプログラムで6週間ハワイ留学をしていました(笑)。
でも、その決断に後悔はないし、そのおかげで今回の留学でもハワイに滞在し、ホストファミリーと再会することができました。私の周りにも、自分のやりたいことを叶えるために他の大学に3年次編入をした友人もいますし、社会人を一度してから専門学校に通って、今は自分のしたかった仕事についている友人もいます。
どんな選択をしても、遠回りになったとしても、自分の行動次第で必ず自分の納得いくように進んでいくことができると思います。その時にみなさんにとって後悔の無い選択をしてほしいなと思います。
私は、外国語大学で英語を学びたいと思っており、その中でも国公立で、オープンキャンパスに来た時に大学の雰囲気が自分に合っていると感じた神戸市外大を選びました。
実際に少人数のクラス制があることで、友人も作りやすく、悩みを相談しやすい環境がある感じています。また、神戸市外大では、みなさんと同じく外国語や国際関係に興味のある仲間がたくさんいる中で外国語を学ぶことがでます。休学をして留学へ行ったり、長期休暇に海外旅行へ行ったりと、自分のしたいことを自由に実現する人が多い環境が神戸市外大にはあると思います。
皆さんと神戸市外大でお会いできる日を楽しみにしています!